Wool’s Loogs

うるです。思うままに書いてます。

学問のすすめ

どもどもこんにちは。

うるです。

 

 

福沢諭吉を知らない社会人はおそらくいませんよね。

現行の一万円札の人です笑。

彼の著書である『学問のすすめ』についても名前くらいは聞いたことがあるはず。

 


でも、そんな学問のすすめを実際に読んだことがある人、

内容を理解している人はどれくらいいるでしょうか。

僕自身も読んだことはなかったですし、

周りの人も読んだことがある人なんてほんの一握りしかいません。

 

 


あまりにも名前ばかりが有名になっているのは

学問のすすめ堅苦しい昔の言葉で書かれていて、
なおかつ日本史の知識を多少は身につけていないと当時の状況を理解できないからなのでしょう。

 

 


最近、ついに重い腰を上げて読みたいと思いながらも抵抗を感じていたこの一冊を読み始めてみました。

 

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読み始めた感じは
やはり一筋縄では行かず、さらっと読める本ではないような印象。


朝夕の空き時間で読み進めようと思いますが、とりあえず第1編だけは読みました。
とは言ってもまだ一度だけ表面をなぞるように読んだだけですが。

 

 

 

 

この先読み進めていく自分の立ち返る点として、
学問のすすめ初編のさらっとした概略を書すことにします。


また読んだことがなく、私と同じようになんとなく抵抗を感じている人の役にたったらいいとも思います。

 

 

 


学問のすすめ初編によると、まずはじめに人々はみな平等であることが主張されています。
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」
というあまりにも有名な一節です。

 


人は皆生まれながら持つ権利について平等であり、

その権利を主張することができる
ただし、他人の権利を侵害することのない範囲に限定する。


ということらしいです。

 


しかし、身分の差や貧富の差はどこにでもあります。

頭のいい人もいれば悪い人もいます。

 

平等が当たり前となった現代においても個々の差は当たり前にあります

 


福沢諭吉曰く、
この差は日常的に存在するものの、生まれながらに持つ権利は皆等しい。

 

 


ではどこからその差が生じるのか、とくに貧富の差はどこから生じるのか・・・?

 

 

 

それはその人のつく職業から生じる。

 

 

社会は様々な人の働きから成り立っているが、

頭や精神を使う難しい仕事はその報酬も大きく、

体を使う簡単な仕事に対しての報酬は小さい。

つまり労働力の需給バランスに従って賃金が設定されている。

 

 

そこで貧富の差が生じ、かつ学問の重要性が認められている。

難しい仕事ほど報酬が得られる。
まさしく学問のすすめだ。

 

 

 


さて、一口に学問といっても様々あります。

単に報酬を得たいなら勉強しなさい、なんて浅い意味での「学問のすすめ」では無いようです。

 

福沢諭吉がすすめる学問は実学という生活に影響を与える、実用的な学問です。
実学を言い換えるならば、万人に共通の学問とでもいうべきでしょうか。

例えば一般的に読み書きができる、日常業務レベルで会計ができるなどです。

 

 

 

先ほど、「報酬の良い難しい仕事に着くためには勉強しなさい」

「他者にできない仕事をするために、他者の持っていない知識を身につけなさい」

と書きました。

現実が追いつかないほどの難しい学問に特化することは良いことではあるとしています。

 

しかし、

その一点だけでは意味がないということも主張しています。

つまり、ベースとなる実学と、加点となる専門分野の学問の関係です。

 


そしてもちろん、学問に励む際も他人の権利を侵害してはならない。

この部分はまだ読み解けていない感じがするので今回は流しておきます。

2編以降で権利関係も絡めてくるのではないかと期待しましょう。

 


これが初編のざっくりとした概略。
勉強するといいことあるよって話と、人に迷惑をかけるなよって話の混合ですかね💮
2編以降はそのうち。わら